「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)
「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)
によって 岩田 健太郎
「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書) - 「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には333ページあります。 「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)は筑摩書房 (2012/10/1)によって公開されています。 この本は2012/10/1に発行されます。 「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐ「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)をダウンロードできます。
「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)の詳細
本のタイトル : 「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書)
作者 : 岩田 健太郎
ISBN-10 : 4480066845
発売日 : 2012/10/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : リスク-の食べ方-食の安全-安心を考える-ちくま新書.pdf
以下は 「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える (ちくま新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
本書は、著者が感染症臨床医として、日本の現状に対して「食の安全性(リスク)をどのように考えるべきか」を記述した本です。ともすれば、「絶対にリスク0でなければならない」というような風潮の日本社会において、著者は、正しくリスクと向き合うことはどういうことかを記述しています。「読みやすく、ためになる」、「こういう本を良書というべき」と思わせる本です。本書で著者が記述しているように、「一つのリスクを減少させれば、他のリスクが高まる」というトレード・オフの関係があり、一概に「リスク0にせよ」という主張が正しいかどうか疑問です。現在の日本社会や日本人は、リスクに関して、非科学的、かつ無意味なまでにセンシティブすぎると言えるでしょう。一方、本書では、食の危険の面だけでなく、いわゆるトクホのような健康食品についても、その功罪をバランスよく論評しています。また、原発事故後の福島産食品の風評被害などにも触れています。本書は、「食の安全、リスク」だけでなく、我々が生活する上での様々なリスクに対処するスタンスについて、多くの参考になる記述がある本と思います。著者の主張は、とてもまっとうであり、バランスよくリスクの考え方を記述しています。平易な文章で記述された良書であり、読む価値の高い本と思います。多くの人に読んでいただきたい良書と思います。
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