ワクチンは怖くない (光文社新書)
ワクチンは怖くない (光文社新書)
によって 岩田 健太郎
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ワクチンは怖くない (光文社新書)の詳細
本のタイトル : ワクチンは怖くない (光文社新書)
作者 : 岩田 健太郎
ISBN-10 : 4334039650
発売日 : 2017/1/17
カテゴリ : 本
ファイル名 : ワクチンは怖くない-光文社新書.pdf
以下は ワクチンは怖くない (光文社新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
私は飛行機がこわい。飛行機が空を飛ぶことができることは頭で理解していても、あれだけの何百人もの人と重い荷物を詰め込んでよく軽々と空を飛べるものだとこころのどこかで思っている。こわいけど必要だからしかたなしに乗っている。ワクチンも同じである。やはり私はこわい。江戸時代の末期、緒方洪庵たちは種痘を日本にひろめるために苦労された。当時の江戸庶民とおなじ素朴な恐怖が私のこころの中にまだ残っている。頭ではワクチンがどれほど大切で、私たちの健康に役立っているかを理解しているにもかかわらずである。1918-20年にかけて大流行したインフルエンザ(スペイン風邪)では世界中で2500万人が死亡したという事実を知っていながら、私に送付されてくるワクチンおすすめの手紙はいつのまにか脇において忘れられている。特に新規のワクチン接種だけは絶対に嫌だ。たくさんのひとが接種を受けて副作用があきらかになるまでは、先頭をきってワクチンを受けないぞとこころに決めている。そんな頑迷固陋な私だが、2017年1月30日の日経新聞を見て驚いた。トランプ新大統領も「ワクチンはこわい」と言っているではないか。・・トランプ氏はワクチンへの懐疑も表明している。ワクチンの安全性を再検討する委員会を設置、接種が自閉症のリスクを高めるとの説を支持する弁護士が委員長につくと報じられた。・・ワクチンと自閉症の因果関係については当書でも取り上げられ、科学的には完全に否定されているはずである。なんだかおかしな風向きである。この本のタイトル「ワクチンはこわくない」を見ると、一般の人向きの啓蒙書と思ったが、読むのは結構しんどかった。局所詳細。医療関係者には充分理解できて面白いかもしれないが、残念ながら素人の私向きの本ではない。医学的な話しよりも、著者の悲憤慷慨が印象に残った。いわく、◎日本のワクチン行政は後進的で非科学的である。◎理念やビジョンのない予防接種行政。日本の政治家、官僚、ジャーナリストたちは理念やビジョンがないし、まず基本知識に欠けている。◎日本では、意思決定者の多くは、国民の健康や安全よりも業界の繁栄を願っており、場合によってはそういう業界から金品の授受があって太鼓持ち状態になっている。◎日本の厚労省は国民よりも国内企業の保護の意識の方が強い。またワクチンそのものの問題だけではなく運用方法にも問題がある。◎成人向き肺炎球菌ワクチンは効果はほとんどない。◎ワクチンには正しいワクチンとか間違ったワクチンとかいうものはない。あるのは、正しい使い方と間違った使い方だけである。間違ったと気が付けばすぐに修正すればいいが、日本ではその修正作業に時間がかかりすぎる。◎日本のテレビや新聞は「はじめに結論ありき」の報道姿勢を貫いており、悪い意味で首尾一貫している。だから、自分にとって都合の良いデータは報道するし、しばしばそれを誇張する。などなど。どうやらワクチンの問題は単に科学的な議論だけではなく、政治や経済やジャーナリズムや社会運動がスパゲッティのようにからみあった問題だということがよくわかる。著者のこれらの主張を噛みしめると「ワクチンってほんとうに恐い」とあらためてこころの底から思い始めました。一読、ワクチンに関する著者の以下の基本的考え方には賛同する。つまりワクチンは多くある医療行為のひとつに過ぎず、従って(他の医療行為と同様に)利点や副作用があるのは当然である。だからワクチンを提供する側は事前に、0副作用が発生したときの補償0副作用に対する医療者やメーカーに免責を与えること0まちがいに気づいたときの柔軟かつ迅速な訂正などに充分留意すべきである。ワクチンはあくまで「勧奨」であり、強制ではない。個人は自分や家族のからだの健康のことだけを考え、自分の責任において、ワクチン接種に参加するかどうかを判断せよ。
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