科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)
科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)
によって 三田 一郎
科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス) - 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)は必要な元帳です。 この美しい本は三田 一郎によって作成されました。 実際、この本には250ページあります。 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)は、講談社 (2018/6/20)の作成によりリリースされました。 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)の簡単なステップでオンラインで表示できます。 ただし、ラップトップ用に保管したい場合は、ここで保存できます。
科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)の詳細
本のタイトル : 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)
作者 : 三田 一郎
ISBN-10 : 4065120500
発売日 : 2018/6/20
カテゴリ : 本
以下は 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
筆者に対してある高校生から率直な問いかけがされた。「科学者なのに神を持ち出すのは卑怯ではないか」。筆者は世界的にも一流の物理学者であり熱心なカトリックの信者である。一方、歴史的な業績を残した科学者300人のうち、8-9割の人間が神を信じていたという記録があるらしい。筆者はまるで、その問いを発した高校生に答えるかのように、丁寧かつ分かりやすく科学と神との関係を歴史を追って説明してくれる。読んでいくうちに、段々引き込まれていくのがはっきりと分かる。自分は、科学音痴であり、また消極的無神論者に近いと思っているが、それでも、いやそれゆえに、この本のテーマには大いに興味を惹かれる、そういう人たちがきっと多いと思う。コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタイン、そして最近ではホーキング、そういった歴史的な大科学者が宇宙の仕組みや歴史を科学的に解明すればするほど、神の存在、いや機能が限定化されていく。だが、多くの科学者は、それらの自分の功績を通して、「より神に近づけた」と考えていたことは極めて感慨深い。神の存在を信じるということは、宗教や教会を信じるということではなく、それらを超えたところでの神の存在を意識するというだという筆者の考え方も説得力がある。「人間は神を持ち出さずに宇宙の起源を理解した。もはや神は必要がない」という発想こそが思考停止であるという筆者の結びの言葉は、私には重く響く。すべてを説明する科学的法則を人間が解明しても、その法則を作ったのは誰か?という疑問には答えられない時、神の存在を意識すべきだという結論は、十分冒頭の高校生の質問に対する答えになっていると考えるべきであろう。入門書の域を超えた良書である。
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